桑酒(読み)クワザケ

デジタル大辞泉 「桑酒」の意味・読み・例文・類語

くわ‐ざけ〔くは‐〕【桑酒】

桑の実でつくった赤色の酒。
桑の実や樹皮・根の煎じ汁を加えたリキュール薬酒の一。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「桑酒」の意味・読み・例文・類語

くわ‐ざけ くは‥【桑酒】

〘名〙
① 桑の樹皮および根を濃く煎じ、その汁を加えて醸造した薬酒。
言継卿記‐天文二二年(1553)四月五日「申刻計自中御門被呼之間罷向、鯉膾にて桑酒有之、〈略〉事外沈酔、及黄昏帰宅了」 〔本朝食鑑(1697)〕

くわ‐しゅ くは‥【桑酒】

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飲み物がわかる辞典 「桑酒」の解説

くわざけ【桑酒】


➀すりつぶした桑の実を布でこして汁をとり、これを煎じて冷まし日本酒または焼酎と砂糖を加えたもの。
➁桑の根、樹皮の煎じ汁に米麹を加えて醸造したもの。◆薬酒として用いた。

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