桑寄生(読み)そうきせい

精選版 日本国語大辞典 「桑寄生」の意味・読み・例文・類語

そう‐きせい サウ‥【桑寄生】

〘名〙 桑(くわ)に生じる茸(きのこ)状のもの。利尿薬種となる。
※寛永刊本蒙求抄(1529頃)一〇「桑寄生と薬に云も桑のやどり木ぢゃとも云ぞ」

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動植物名よみかた辞典 普及版 「桑寄生」の解説

桑寄生 (ヤドリギ)

学名Viscum album var.coloratum
植物。ヤドリギ科の常緑寄生低木,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の桑寄生の言及

【ヤドリギ】より

…しかし,祭礼での使用の起りはキリスト教以前の神話にもとづくもので,ヤドリギは古くから神聖な植物とされていた。茎葉は血圧降下,利尿作用を有することが知られ,漢方では桑寄生(そうきせい)の名で,強健,腰痛,安産などのために用いられる。また茎葉にはデンプンを含有し,食料欠乏のときに食用にしたり,家畜の飼料に利用される。…

※「桑寄生」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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