最新 地学事典 「桑干層群」の解説
サンガンそうぐん
桑干層群
Sanggan Group
中国内モンゴル南部と燕山地区に分布する始生界。河北省張家口付近の桑干河流域で命名。非常に厚く,主に片麻岩類からなる。下部層は苦鉄質岩類と半粘土質堆積岩を原岩とし,ハイパーシングラニュライト・複輝石斜長石片麻岩などになっている。上部層は粘土質~半粘土質岩類と若干の炭酸塩岩を原岩とし,珪線石片麻岩・黒雲母角閃石斜長石片麻岩・レプタイト・斜長石角閃岩などからなり,苦鉄質火山岩を含む。上下両部分とも堆積変成鉄鉱層を含む。変成度はグラニュライト相~角閃岩相でミグマタイト化がみられる。変成年代は25億年前であるが,さらに古い年代の報告もある。
執筆者:猪俣 道也
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

