角閃岩相(読み)かくせんがんそう(その他表記)amphibolite facies

岩石学辞典 「角閃岩相」の解説

角閃岩相

中程度の高圧と温度条件下で形成された変成岩の相.角閃石と斜長石オリゴクレースまたはさらにCaに富むもの)の組合せが特徴である.上限は角閃石の代わりに透輝石およびハイパーシンの出現で,下限は斜長石が曹長石緑簾石黝簾石)の組合せへの分解である[Eskola : 1920, 1922, 1939].角閃岩相では緑簾石が消滅して角閃石と灰長石成分に富む斜長石(An20~80%)の組合せとなる.緑簾石角閃岩相と角閃岩相との境については,エスコラは緑簾石が消滅したところと考え,ランベルグはAn30%を超す斜長石の出現か,透輝石の出現と考えた[Ramberg : 1952].一般に輝石はこの程度の変成作用では出現しないが,透輝石は角閃岩相でも出現する.緑色片岩相でCa-角閃石であるアクチノ閃石が出現することと類似している.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

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