梅島郷(読み)うめがしまごう

日本歴史地名大系 「梅島郷」の解説

梅島郷
うめがしまごう

安倍川の最上流部に位置し、現梅ヶ島一帯に比定される。天文一九年(一五五〇)四月二〇日、今川義元が「梅か嶋」に対し、それまで免除されていた棟別銭を「京都御用」の経費として六郎右衛門一〇〇文、惣郷分三貫六〇〇文を上納するように命じている(「今川義元朱印状」秋山文書)。永禄一三年(一五七〇)四月一六日には武田氏が南側に接する入島にゆうじま郷とともに梅島郷を直轄領とし、年貢を上納するように小泉勘解由左衛門と百姓中に命じている(「武田家朱印状写」同文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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