梔子染(読み)くちなしぞめ

精選版 日本国語大辞典 「梔子染」の意味・読み・例文・類語

くちなし‐ぞめ【梔子染】

  1. 〘 名詞 〙 梔子色に染めること。また、その染色
    1. [初出の実例]「凡支子染色、可黄丹者、不服用」(出典延喜式(927)四一)
    2. 「くちなしぞめのうちき一重ね」(出典:多武峰少将物語(10C中))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の梔子染の言及

【クチナシ(梔子)】より

…花は美しく香りがよいので,花飾や香水とし,三杯酢にして食べたり,乾かして茶の香りをつける。実は古来,黄色染料とされ,布をクチナシ染とし,無毒なので栗飯などに入れたり,きんとん,たくあん,クワイを染める。高さ1~5m。…

※「梔子染」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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