梶原琢磨(読み)カジワラ タクマ

20世紀日本人名事典 「梶原琢磨」の解説

梶原 琢磨
カジワラ タクマ

大正・昭和期の洋画家



生年
明治9年11月15日(1876年)

没年
昭和34(1959)年3月11日

出生地
福岡県

主な受賞名〔年〕
ザブリスキー賞〔昭和24年〕,アメリカ美術家連盟金メダル賞〔昭和26年〕「6日間ですべては始まった」

経歴
明治26年17歳で渡米シアトル写真術を修めたのち、セントルイススタジオを開いて写真家として活躍。その間、今日ペンタックスのブランド名でも知られるタクマ・レンズの開発に当たった。のち油彩画に転じ、主に肖像画を描いてセントルイスのアーティストギルドでたびたび入選入賞。昭和10年ニューヨークに移り、以後、没するまで同地で活動。26年には「6日間で全てが始まった」でアメリカ美術家連盟の金メダルを受章した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「梶原琢磨」の解説

梶原琢磨 かじわら-たくま

1876-1959 大正-昭和時代の洋画家。
明治9年11月15日生まれ。26年移民として渡米。写真術をまなんでセントルイスにスタジオを開業,タクマレンズを開発する。のち画家に転向し,おもに肖像画をえがく。昭和10年ニューヨークにうつり,26年「6日間ですべては始まった」でアメリカ美術家連盟金メダルを受賞。昭和34年3月11日ニューヨークで死去。82歳。福岡県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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