森田久(読み)モリタ ヒサシ

20世紀日本人名事典 「森田久」の解説

森田 久
モリタ ヒサシ

明治〜昭和期の新聞人 満州国通信社長;朝日新聞記者。



生年
明治23(1890)年2月17日

没年
昭和46(1971)年1月8日

出生地
福岡県朝倉郡夜須町

学歴〔年〕
早大専門部政経科卒

経歴
学校を出て福岡日日(現西日本新聞)、朝日、時事新報九州日報と新聞社を歩き、昭和7年からの時事の編集局長時代、帝人疑獄事件発覚の発端となった「番町会を暴く」を連載。11年には旧満州に招かれ、「株式会社弘報協会」理事長となったが、同協会は旧満州国と満鉄が作った国策機関で、各新聞・通信社の株式を全部まとめて保有することにより新聞・通信を統制した。その後、満州国通信社社長・理事長を務め、戦後の追放解除後は夕刊フクニチ新聞会長、福岡県太宰府町長を歴任している。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android