(読み)かく

普及版 字通 「椁」の読み・字形・画数・意味


12画

(異体字)槨
15画

[字音] カク(クヮク)
[字訓] ひつぎ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(かく)。字はまた槨に作り、郭(かく)声。〔説文〕六上に「に木るなり」という。城郭の南北に望楼のある形。〔玉〕に槨を椁の重文とする。棺の外椁。

[訓義]
1. ひつぎ、うわひつぎ。
2. 大きい。
3. はかる。

[古辞書の訓]
名義抄〕椁 マカリキ・エツリ 〔字鏡集〕椁 オホトコ・マカリキ・エツリ

[語系]
椁(槨)・郭kuakは同声。また、革kk、)khuakも声近く、みな外側を堅固にするものをいう。内核をも(核)kkといい、これも同系の語であろう。

[熟語]
椁柩椁室椁席・椁
[下接語]
棺椁・磚椁

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内のの言及

【木槨墓】より

…棺をおさめる外箱を槨(椁)といい,木槨墓は中国古来の重要な葬制であった。新石器時代後期に山東地方で発達する大汶口(だいぶんこう)文化に出現している。…

※「椁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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