棺椁(読み)かんかく

精選版 日本国語大辞典 「棺椁」の意味・読み・例文・類語

かん‐かくクヮンクヮク【棺椁・棺槨】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「棺」は内棺、「椁」は外棺の意 ) 死体をおさめる箱。ひつぎ。
    1. [初出の実例]「髏膝已尽滅、棺槨猶成塵」(出典性霊集‐一〇(1079)九想詩・成灰想)
    2. 「棺槨(クヮンクヮク)を厚し御坐を正して〈略〉北向に葬り奉る」(出典:太平記(14C後)二一)
    3. [その他の文献]〔易経‐繋辞下〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「棺椁」の読み・字形・画数・意味

【棺椁】かんかく(くわんくわく)

ひつぎと外棺。〔易、辞伝下〕古のは、厚く之れに衣(き)するにを以てし、之れを中野り、封せず樹せず、喪數无(な)し。後世人、之れに易ふるに棺椁を以てす。

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