植木直一郎(読み)ウエキ ナオイチロウ

20世紀日本人名事典 「植木直一郎」の解説

植木 直一郎
ウエキ ナオイチロウ

大正・昭和期の日本史学者 国学院大学名誉教授。



生年
明治11(1878)年3月29日

没年
昭和34(1959)年7月8日

出生地
新潟県頸城郡下箱井村(現・上越市)

学歴〔年〕
国学院本科〔明治31年〕卒,国学院研究科〔明治39年〕修了

学位〔年〕
文学博士(国学院大学)〔昭和6年〕

経歴
明治31年に国学院本科を卒業し、教員として東京府城北尋常中学校に勤務したのち6年に国学院研究科に入学。39年同修了ののち40年から国学院皇典講究所講師となり、大正9年には国学院大学大学部教授に就任。さらに15年から昭和3年までの間には大東文化学院教授を兼任し、また全国神職会神社制度調査委員にもなっている。多年にわたって御成敗式目の研究に取り組み、6年「御成敗式目研究」で国学院大学から文学博士の学位を授けられた。10年大東文化学院教授に再任し、20年には国学院皇典講究所理事に就任。22年に国学院大学を辞職したのち昭和女子大学・東京女学館短期大学教授を歴任し、29年には国学院大学名誉教授となっている。編著は他に「日本古典研究」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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