植水古墳群
うえみずこふんぐん
[現在地名]大宮市植田谷本・水判土・佐知川
鴨川右岸の台地上に形成された古墳群。墳丘の現存する、あるいは存在したと伝えられる原稲荷・小山稲荷・山王塚・慈眼寺裏・慈眼寺脇の各古墳のほかに、昭和五八年(一九八三)八基の円墳跡が発掘された。当古墳群には、竪穴系の主体部をもった円墳と、砂質凝灰岩の切石を用いた横穴式石室をもつ円墳がある。竪穴系の主体部をもつ植水三号古墳からは、碧玉製管玉一一・ガラス丸玉四一・ガラス小玉八三・滑石製臼玉二・刀子一が出土し、周溝から土師器壺(鬼高I式)が出土した。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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