旺文社日本史事典 三訂版 「検見・検見法」の解説
検見・検見法
けみ・けみほう
検見取 (けみとり) 法ともいい,現地に役人が出向き,坪刈などを行って,作柄の良否や農民の生活状態を検分し,その年の年貢率(免)を決めた。この法は実施検分の手数や費用がかかり,また役人の不正や収賄などが行われやすかった。江戸中期以降,定免法 (じようめんほう) が一般化したが,特に大凶作のときには検見が行われた。
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