一歩刈・坪切・様(ためし)・内試とも。江戸時代,耕地面積の最小単位である1坪(歩)分の農作物を刈りとって,その年の収穫量を予測すること。畑作でも実施されたが,とくに田地に対する検見取(けみどり)法において重要な作業となっていた。検見の際には上中下の等級別に田地1坪分の稲を刈り,その収穫を検査するとともに,これを基準として全収穫量を算出し,年貢の額を決定した。幕領では代官の手代による小検見と代官自身による大検見の双方で行われた。村方で行う内見(ないみ)の際にも行われることがある。また定免の年季中であっても,破免検見が認められれば実施された。
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