椿嶺(読み)チンレイ

デジタル大辞泉 「椿嶺」の意味・読み・例文・類語

ちん‐れい【椿嶺】

中国伝説で、仙人が住むという想像上の山。
「共に―の陰にも寄り、遠く花山の跡をも追はばや」〈太平記・三〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「椿嶺」の意味・読み・例文・類語

ちん‐れい【椿嶺】

  1. ( 「椿」は大椿の意で、「荘子‐逍遙遊」などにみえる霊木 ) 仙人が住むという想像上の山。藐姑射山(はこやのやま)
    1. [初出の実例]「共に椿嶺(チンレイ)の陰にも寄り、遠く花山の跡をも追ばやとこそ思召つれ共」(出典:太平記(14C後)三〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android