楽欲(読み)ギョウヨク

デジタル大辞泉 「楽欲」の意味・読み・例文・類語

ぎょう‐よく〔ゲウ‐〕【楽欲】

《「楽」は願う意》仏語。願い求めること。欲望
六塵の―多しといへども、皆厭離えんりしつべし」〈徒然・九〉

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精選版 日本国語大辞典 「楽欲」の意味・読み・例文・類語

ぎょう‐よくゲウ‥【楽欲】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「楽」は願うの意 ) 仏語。願い求めること。また、その心。
    1. [初出の実例]「諸楽欲因果者。非彼愚夫能知真言真言相」(出典:即身成仏義(823‐824頃))
    2. 「愛著の道、その根ふかく、源とほし。六塵の楽欲おほしといへども、皆厭離しつべし」(出典:徒然草(1331頃)九)
    3. [その他の文献]〔最勝王経‐一〕

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