槊杖(読み)サクジョウ

デジタル大辞泉 「槊杖」の意味・読み・例文・類語

さく‐じょう〔‐ヂヤウ〕【××杖】

小銃の腔内の手入れに用いる細長い金属棒。

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精選版 日本国語大辞典 「槊杖」の意味・読み・例文・類語

さく‐じょう‥ヂャウ【槊杖・&JISEB9E;杖】

  1. 〘 名詞 〙 小銃の銃口内を掃除するのに用いる、細長い鉄の棒。先端に布、ブラシなどがとりつけられる。ふだんは銃身に入れ込んであるが、外に露出している部分を利用して銃を組んで立てたりする。はじめは先込銃で鉛製の弾丸を銃身の底に圧着させる鋼鉄棒のことをいった。カルカ。カルコづえ。込矢(こみや)。〔五国対照兵語字書(1881)〕

ひ‐ざお‥ざを【槊杖】

  1. 〘 名詞 〙 弾薬を銃に突き入れるのに用いる細長い鉄の棒。銃腔内の掃除にも用いられた。込矢(こみや)。さくじょう。〔日葡辞書(1603‐04)〕

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