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小銃 しょうじゅう gun; rifle

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

小銃
しょうじゅう
gun; rifle

拳銃を除く個人携帯用の軍用銃で,歩兵の最も基本的な兵器。15世紀後期以後手砲から発達したもので,17世紀に燧石と撃鉄が登場するまで,火縄銃が使用された。19世紀に入ると後装銃をはじめとして,輪胴銃,多銃身銃,連発銃が登場したが,最も大きな進歩をもたらしたのは,雷管式発火装置の発明であった。

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デジタル大辞泉の解説

しょう‐じゅう〔セウ‐〕【小銃】

個人携帯用の小火器。歩兵銃・騎銃自動小銃などの総称。

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百科事典マイペディアの解説

小銃【しょうじゅう】

小口径の軍用携帯火器。単発銃,連発銃および自動小銃の別があるが,単発銃はすでに使用されなくなった。連発銃は遊底の操作によりばねの作用で弾倉内の銃弾を順次発射位置に送り込み,引金の操作で撃針が雷管を打って発射する。
→関連項目カービン銃火砲狭窄弾拳銃銃剣術

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世界大百科事典 第2版の解説

しょうじゅう【小銃】

近距離における対人用の個人携行火器。ライフルrifleもしくはライフル銃と通称されることがある。
[構造]
 小銃は拳銃,大砲などと同様,一端を閉じた管の中で火薬(これを発射薬という)を爆発させ,そのときに発生するガス圧で弾丸を発射させるものである。現代の小銃は,弾丸に対し所要の初速と方向を与えて発射し,かつ自動的,半自動的に作動を行わせるための銃の基本的部分である銃身と,銃尾機構,および小銃の機能,操作性,安全性等を十分果たすために必要な安全装置,照準装置,支持装置,給・送弾装置,消炎装置,制退装置などからなる。

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大辞林 第三版の解説

しょうじゅう【小銃】

携帯火器の一。ライフル銃・カービン銃などの総称。 「自動-」

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

小銃
しょうじゅう
rifle

口径12.5ミリ以下の軍用携帯火器の総称。両手で保持し一発の弾丸を発射する銃一般をいう。多数の小さな弾丸を同時に発射するものは散弾銃(ショットガン)とよんで区別する。もともと歩兵用の軍用銃を小銃とよんでいたが、狩猟などのスポーツ射撃をするものも狩猟用小銃などとよぶ。[床井雅美]

小銃の発展史

英語の名称ライフルは、弾丸の命中精度を得るため銃身内部に切られた螺旋溝(らせんこう)(ライフリングrifling)に由来する。ドイツなどでは早い時期から軍の狙撃(そげき)兵に螺旋溝つき銃身を装備した小銃「イェーガー・ブクセ」を支給していたが、軍の一般的な歩兵に螺旋溝入りの小銃が普及するのは、パーカッションロック(管打(かんだ)式/雷管(らいかん)式撃発装置)の発火機構が採用された18世紀前後だった。それ以前の小銃は、長さによりマスケットやドラグーンなどとよばれていた。もともと小銃は軍隊の個人武装に用いられる狙撃用武器で、鉛など比重の大きな金属を芯(しん)にした弾丸を射撃する。
 19世紀中ごろまで、銃口部から弾丸や発射薬を装填(そうてん)するマズルローダー(前装式/先込め式)の単発銃が主流だった。19世紀中ごろに弾丸と発射薬点火用の雷管を一体化した薬莢(やっきょう)が発明されると、銃身後端から弾薬を装填するブリーチローダー(後装式/元込め式)が一般的になる。
 ヨーロッパ各国やアメリカは、19世紀末に連発式の小銃を軍用に制定して使用し始める。初め発射薬に黒色火薬を使用したため実用性が低かったが、無煙火薬の発明で弾薬が進歩し実用性を増大させた。
 連発式小銃は、ドイツのフォン・パウル・マウザーが開発したマウザー・ボルトアクション小銃などが主流となった。ボルトアクション小銃は多くの国で採用され、第二次世界大戦の終結まで歩兵の主要な武装として用いられた。
 1930年代にドイツ、アメリカ、旧ソ連などでは自動装填式の小銃が研究され、そのうちのいくつかの製品は第二次世界大戦で使用された。
 第二次世界大戦末にドイツは、小型の短小弾薬を使用し、半自動連射だけでなく全自動連射も可能な突撃銃(スチュームゲベアー/アサルトライフル)を戦線に投入した。多数の弾丸を射撃でき敵制圧力の高い突撃銃は、第二次世界大戦後、世界中の軍隊の軍用小銃の主流となった。現在、日本の自衛隊に選定され使用されている64式小銃や、89式小銃も突撃銃のカテゴリーに属する製品である。
 小銃の性能を大きく左右するのは使用する弾薬である。小銃は銃砲が開発されてから長く黒色火薬を使用した。黒色火薬は、その特性から弾丸に大きな速度を与えにくく、威力を得るため直径20ミリ近い大きく重い鉛の弾丸を発射していた。
 18世紀に火薬の改良が進み、無煙火薬が発明されると、弾丸は革命的に小型・軽量になった。それまでの直径が大きく重かった弾丸は、無煙火薬の発明により直径が8ミリ前後になり軽量になった。国によっては、さらに小さな7ミリや6.5ミリの直径の弾丸も採用された。各国でさまざまな直径の弾丸が試されたものの、その後、曳光(えいこう)弾、焼夷(しょうい)弾、爆裂弾などの特殊弾薬の必要性が出て、小口径では製造がむずかしいところから第二次世界大戦になると直径7.5~8ミリ周辺に落ち着いた。第二次世界大戦中、ドイツやアメリカは、発射薬を減少させて射撃のコントロールを容易にした短小弾薬と、短小弾薬を使用する自動小銃を開発した。第二次世界大戦後、コントロールの容易なこの短小弾薬が軍用弾薬として多用されるようになった。
 ベトナム戦争中にアメリカは短小弾薬をさらに発展させ、直径5.56ミリの弾丸を高速で発射する小口径高速弾薬を軍用に制定した。小口径高速弾薬は射撃の反動が少なく、軽量で兵士の負担を増すことなく大量の弾薬を運搬できる性格をもっているところから、その後の軍用弾薬の主流となった。現在、アメリカをはじめ西ヨーロッパの多くの国々は口径5.56ミリの弾薬、ロシアなどは口径5.45ミリの弾薬、中国は口径5.8ミリの弾薬を、それぞれ最新の軍用弾薬に制定している。[床井雅美]

代表的な小銃

過去設計製造された小銃は数多くあるが、時代を代表する近世のライフルとしては以下のようなものがある。前装式銃を改造した後装式のスナイダー銃(イギリス)。ボルトアクションの原型となったドライゼ銃(ドイツ)。レバーアクション連発式のウィンチェスターM1866ライフル(アメリカ)。最初のボルトアクション式マウザーM1871ライフル(ドイツ)。もっとも完成度の高い連発式ボルトアクション式で各国でライセンス生産やコピーされたマウザーM1898ライフル(ドイツ)。第二次世界大戦でアメリカ軍に使用されたセミオートマチックのM1ライフル(アメリカ)。最初の突撃銃であったMP44(ドイツ)など。
 第二次世界大戦後の代表作としては以下のようなものがある。旧ソ連原案のAK47(カラシニコフ・オートマチック1947年型)シリーズ。軽合金フレーム装備で小口径高速弾薬を使用するM16ライフル/AR15ライフルシリーズ(アメリカ)。多くの発展型をもつG3ライフル(ドイツ)。多くの国に輸出されたFNライフル・FALライフル(ベルギー)。プラスチックを多用したAUGライフル(オーストリア)など。
 近代日本の小銃の代表としては、1880年(明治13)の初の国産ボルトアクション式十三年式村田銃、1905年(明治38)に制定され旧日本陸軍使用銃の代名詞にもなった小口径ボルトアクション連発式の三八式小銃(三八式歩兵銃)がある。第二次世界大戦後では、自衛隊用として1964年(昭和39)に制定された64式小銃などがある。
 現在、世界各国で使用されている軍用小銃の代表的なものは以下の銃である。アメリカのM16A2ライフル。ロシアをはじめ旧社会主義各国で使用されている小口径高速弾薬を使用するAK74ライフル。オーストリアで開発されたプラスチックを多用した小型のAUGライフル。AK47ライフルを近代化したイスラエルのガリル・ライフル。フランス軍が使用する小型のFAライフル・MASライフル。プラスチックを多用したドイツのG36ライフル。ベルギーやスウェーデン、インドネシアなどで使用されているベルギーFN社原案のFNCライフルなど。日本の自衛隊は、1989年(平成1)に制定された小口径高速弾を使う89式小銃を使用している。
 なお、銃の規制に関する法律については「拳銃」の項目を、銃を用いた競技については「射撃競技」「ライフル射撃」の項目を参照。[床井雅美]

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世界大百科事典内の小銃の言及

【弾薬】より

…狭義には拳銃,小銃,大砲などの火器や火砲から発射されるものをいう。広義にはこのほか,爆弾,ミサイル,ロケット弾など軍事的に敵に向かって投射または発射されるあらゆる飛翔体をいい,さらにすべての爆発物,爆発装置,火工品をさすこともある。…

【鉄砲】より

…火薬の爆発力を利用して弾丸を打ち出す武器。大砲を含むこともあるが,とくに小銃を指す。ここでは,西洋における鉄砲を含む武器携帯のあり方,日本への鉄砲伝来と近世における鉄砲使用のあり方について説明する。…

【武器】より

…諸種の武器の長所を組み合わせる意図がうかがわれる。
[火薬の登場――巨砲から小銃へ]
 徐々に,しかし決定的に,武器体系に変革をもたらしたのは,いうまでもなく火器の登場である。火薬の発明には伝説がつきまとっている。…

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