かいあん【槐安】 の 夢(ゆめ)
- ( 唐の淳于棼(じゅんうふん)が自宅の槐(えんじゅ)の木の下で酔って寝ていたところ、夢に二人の使者の迎えをうけて、槐安国に行き、国王の娘をめとって、南柯郡の太守となり二〇年を経たが、さめてみれば、槐安国とは、槐の木の下の穴にいる蟻の国であり、南柯郡とは、その木の南向きの枝であったという、唐の李公佐の「南柯記」による故事から ) 夢のこと。また、はかないことのたとえにいう。南柯(なんか)の夢。槐夢(かいむ)。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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