様がり(読み)ヨウガリ

デジタル大辞泉 「様がり」の意味・読み・例文・類語

よう‐が・り〔ヤウ‐〕【様がり】

[動ラ変]《「ようがあり」の音変化》いっぷう変わっている。趣がある。
「この滝は―・る滝の興がる滝の水」〈梁塵秘抄・二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「様がり」の意味・読み・例文・類語

よう‐が・りヤウ‥【様がり】

  1. 〘 自動詞 ラ行変 〙 ( 「ようがあり」の変化した語 ) 様子がある。子細がある。変わった趣がある。他とは違ったふぜいがある。
    1. [初出の実例]「お前に参りて恭敬礼拝して見下ろせば、この滝はやうかる滝の、興かる滝の水」(出典:梁塵秘抄(1179頃)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android