標津線(読み)しべつせん

日本歴史地名大系 「標津線」の解説

標津線
しべつせん

旧国鉄根室本線(現JR根室本線)厚床あつとこ(現根室市)から分岐し、根室標津駅(現標津町)を結ぶ六九・八キロと、途中中標津(現中標津町)で分岐して標茶しべちや(現標茶町)に至る四七・一キロよりなる旧国鉄線名。現在は廃線。当初計画された厚床から網走支庁斜里しやり(現斜里町)を結ぶルート(根北線)の一部にあたる。昭和七年(一九三二)に厚床口から着工し、同八年一二月西別にしべつ(現別海町)までが竣工し開業した。同九年一〇月には中標津駅まで、同一二年一〇月に根室標津駅までが開通した。一方の中標津―標茶(計根別線、また標茶線とよばれた)は昭和九年五月標茶側から着工され、計根別けねべつ(現中標津町)までは同一一年に、同一二年一〇月に中標津まで開通した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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