模造金(読み)もぞうきん(その他表記)imitation gold

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「模造金」の意味・わかりやすい解説

模造金
もぞうきん
imitation gold

金の代用とする銅合金。多くはアルミ青銅系統で,アルミニウム (5~10%) のほか,少量のコバルト,ニッケル,スズなどを加え,高級品では本物の金を5~10%加調する。色沢,感触とも金に似ているが,軽量で,機械的には通常の金合金より強い。用途は金代用の美術工芸品,装身具が主で,箔や粉にもつくる。耐食性はかなりよいが,硫化ガスには侵されるから,特に変色を防ぐ場合はラッカー塗装やプラスチックコーティングを施す。粉は塗料に混ぜて金色塗装に用いる。

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