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銅合金 どうごうきん copper alloy

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

銅合金
どうごうきん
copper alloy

銅を主成分とする合金。銅と銅合金は,金,銀,鉛,鉄とともに古来人類に知られた金属材料で,いまも鉄鋼,アルミニウム合金に次いで使用が多い。銅の最大用途は電線用で (総生産の 70%) ,次いで純銅の加工品 (いわゆる伸銅品で約 10%) ,残りが黄銅 (亜鉛の濃度が低いものは丹銅と呼ばれる) を主とする銅合金となっている。

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デジタル大辞泉の解説

どう‐ごうきん〔‐ガフキン〕【銅合金】

銅に他の金属または非金属を加えて、銅の性質を改善した合金。錫を加えた青銅、亜鉛を加えた黄銅など。

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百科事典マイペディアの解説

銅合金【どうごうきん】

銅を主体としてさまざまな元素を加えた合金。一般に耐食性にすぐれ,機械的性質・電気的性質などがよいので,古くから広く使用された。代表的なものは黄銅(銅と亜鉛),青銅(銅とスズ)であるが,そのほか洋銀(銅とニッケルと亜鉛),ケルメットマンガニンなど,ニッケル・鉛・ケイ素マンガンなどとの2元〜多元のきわめて多種類が実用されている。
→関連項目キュプロニッケル耐食合金

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世界大百科事典 第2版の解説

どうごうきん【銅合金 copper alloy】

銅を主体とし,種々の元素を添加した合金。人類が最も古くから使用した金属の一つであり,現在でも鋼やアルミニウム合金とともに最も重要な金属材料である。銅合金の特徴としてまずあげられることは,金属材料に期待される種々の性質が,まんべんなく優れていて,バランスのとれた材料であることである。また,銅は広い範囲の元素と合金をつくり,そのために種々の性質改善が可能である。古くから使われてきたこともあいまって,合金の種類も多く,広範囲に利用されている。

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大辞林 第三版の解説

どうごうきん【銅合金】

銅を主成分とした合金の総称。黄銅(亜鉛との合金)・青銅(錫との合金)・白銅(ニッケルとの合金)など。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

銅合金
どうごうきん

銅を主体とする合金。銅に別の金属または非金属元素の1種または2種以上を加え、銅の優れた特性を生かしつつ改良する目的でつくられる。古くから用いられていた銅合金は銅とスズの合金の青銅で、これは古代の山火事で銅とスズの鉱石が還元されて自然に溶け合ってできた合金を人類が入手し、その内訳を知ったのちは人為的に銅とスズとを配合してつくりだしたものと考えられる。こうして東洋では周代にスズの含有量により青銅を6種に用途分けした金の「六斉」がつくられた。第二の銅合金である黄銅(銅‐亜鉛系)の現れたのはローマ時代といわれ、長く青銅のみの時代が続いた。このため銅合金を青銅という習慣ができ、内外ともに広く銅合金という意味で青銅(ブロンズ)という。スズがまったく入っていない合金にアルミニウム青銅、ニッケル青銅などの名があるのはこのためである。青銅は共析変化があり、鋼と同じように焼入れ焼戻し熱処理効果が利用できるので、スズ以外の元素を追加してさらに改良を図っているものがあり、リン青銅はその例である。鋳物用には亜鉛や鉛を加える。
 黄銅は亜鉛が38%まで固溶するが、共析変化はないので、この広い固溶による強化に加工硬化を加え、さらに低温焼きなまし硬化という現象を利用して強さを得ている。亜鉛のほかに一つまたはそれ以上の元素を加えた特殊黄銅もあり、鉄、鉛、スズ、ニッケル、マンガン、ケイ素がその例である。この2系統以外でよく使われるものは、前記のアルミニウム青銅(銅‐アルミニウム)、洋白(銅‐ニッケル‐亜鉛)、マンガン銅(銅‐マンガン)、ベリリウム銅(銅‐ベリリウム)、チタン銅(銅‐チタン)、コーソン合金(銅‐ニッケル‐ケイ素)、クロム銅、ジルコニウム銅、低ベリリウム銅などの高力高電導合金、計器用線材のマンガニン、軸受用のケルメット(銅‐鉛)、ばね用の銅‐ニッケル‐マンガン合金などがある。そのほか、50円、100円硬貨の白銅(銅‐ニッケル)がある。[三島良續]
『『銅および銅合金の基礎と工業技術』(1988・日本伸銅協会) ▽『JISハンドブック41 金属分析 非鉄編』(1996・日本規格協会)』

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