横井屋敷跡(読み)よこいやしきあと

日本歴史地名大系 「横井屋敷跡」の解説

横井屋敷跡
よこいやしきあと

[現在地名]八開村赤目

横井氏は尾張藩名門で、室町期から尾張に住み、織田信長に仕えた頃当地に移った。藩祖徳川義直以後も赤目・ふじの旧領を在地として宛行われた。

「徇行記」は横井屋敷について「宅地ハ佐屋川ノ西北ニアリ、総堀ヲ構ヘ門前ニ武器蔵アリ櫓ノ如シ、郭中竹木蓊鬱タリ、南ノ方横井源五兵衛宅地アリ、コレハ元本家ヨリ附属セラルト也、郭外ノ東南ノ方ニ家頼屋敷建ナラヒ凡ソ二十戸ホトアリ、其禄皆地所ヲ以テ八反・五反・三反ホトツヽモ宛行オカルトナリ、イツレモ農夫ヲ兼ルト也、農戸ハ横井氏第宅ノ前ニ建ナラヒ」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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