横柿村(読み)よこがきむら

日本歴史地名大系 「横柿村」の解説

横柿村
よこがきむら

[現在地名]桜井市大字横柿

今井谷いまいだに村南の渓谷村。文禄(一五九二―九六)頃は豊臣秀長の臣井上源吾の所領。慶長郷帳には「横梯村」とあり、村高一三五石。元和郷帳には「横かき村」、寛永郷帳には「横柿村」、元禄郷帳には「横垣村」とみえ、江戸時代を通して旗本水野氏(守信系)領。

天保二年(一八三一)の水野家大和国五ケ村大締明細帳御成箇十ケ年平均帳(生田の高瀬家文書)に反別は一四町九反二五歩、家数二三(すべて高持百姓)、人数一一一、農間稼は「男女耕作之間男ハ柴、女ハ奈良苧うミ」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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