日本歴史地名大系 「橋北地区」の解説 橋北地区きようほくちく 三重県:津市橋北地区東は伊勢湾に臨み、南の安濃(あのう)川と北の志登茂(しとも)川(部田川)の間および一部両河川対岸を含めた地域。海岸部は両河川の氾濫湿地で、江戸時代以来新田開発が試みられ、現在は養魚場などになっている。西部は安濃郡北部丘陵が張出す。南北に通る伊勢参宮街道(現国道二三号)沿いに街村集落が発達し、近世は北から奄芸(あんげ)郡大部田(おおべた)村、安濃郡下部田(しもべた)村・塔世(とうせ)村が位置する。明治二二年(一八八九)の津市の成立の際に大部田村が奄芸郡から分離、下部田村とともに津市へ編入され、塔世村も同四二年に津市へ合併した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報