橘月(読み)タチバナヅキ

精選版 日本国語大辞典 「橘月」の意味・読み・例文・類語

たちばな‐づき【橘月】

  1. 〘 名詞 〙 陰暦五月の異称。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「たか代より橘月の名をとめてしのふ昔の思ひ添らむ〈藤原家隆〉」(出典:蔵玉集(室町))

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世界大百科事典(旧版)内の橘月の言及

【タチバナ(橘)】より

…【山田 彬雄】
[民俗]
 タチバナのタチ(立ち)は神霊の顕現することで,橘は神霊があらわれて農事の開始を告げる聖なる花の意味であると考えられる。この花の咲く陰暦5月は橘月ともよばれ,人々はこの花を見て農事を開始したのだが,勧農鳥とされるホトトギスも橘に来て鳴くものとされた。橘は蜜柑(みかん)の古名とされ,記紀には垂仁天皇が田道間守を常世国(とこよのくに)に遣わして取りにいかせた〈非時香菓〉は〈今の橘〉とある。…

※「橘月」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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