…【山田 彬雄】
[民俗]
タチバナのタチ(立ち)は神霊の顕現することで,橘は神霊があらわれて農事の開始を告げる聖なる花の意味であると考えられる。この花の咲く陰暦5月は橘月ともよばれ,人々はこの花を見て農事を開始したのだが,勧農鳥とされるホトトギスも橘に来て鳴くものとされた。橘は蜜柑(みかん)の古名とされ,記紀には垂仁天皇が田道間守を常世国(とこよのくに)に遣わして取りにいかせた〈非時香菓〉は〈今の橘〉とある。…
※「橘月」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...