橘田村(読み)たちばなだむら

日本歴史地名大系 「橘田村」の解説

橘田村
たちばなだむら

[現在地名]吉井町橘田・八和田やわた

筑後川中流左岸の微高地に位置し、溝口みぞぐち能楽のうらく三牟田みむた各村などと隣接する。本村のほかに太田おおた中島なかじま庄園しようぞのの三名があり、筑後川の中島に飛地があった。室町時代初期と思われる七月二二日の道永書状写(北野社文書/南北朝遺文(九州編)六)に、筑前大山だいせん(現太宰府市)領として「橘田」などがみえる。永正五年(一五〇八)と推定される八月一六日の城重岑書状(五条家文書/史料纂集)によると、菊池氏の重臣城重岑は生葉いくは郡内の橘田三三町など計一七六町について五条氏の当知行を保証している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android