橘 外男(読み)タチバナ ソトオ

20世紀日本人名事典 「橘 外男」の解説

橘 外男
タチバナ ソトオ

大正・昭和期の小説家



生年
明治27(1894)年10月10日

没年
昭和34(1959)年7月6日

出生地
石川県金沢市

出身地
群馬県高崎市

学歴〔年〕
中学中退

主な受賞名〔年〕
直木賞(第7回)〔昭和13年〕「ナリン殿下への回想

経歴
中学を退学させられ、21歳の時は刑務所にも入る。出獄後は医科機械輸出業など多くの仕事を転々とし、大正11年「太陽の沈みゆく時」を刊行して作家となる。昭和11年「酒場ルーレット紛擾記」が「文芸春秋」の実話募集に入選し、13年「ナリン殿下への回想」で直木賞を受賞。戦時中は満州で過ごしたが、戦後帰国してからは怪奇幻想小説に力を入れ、代表作に「陰獣トリステサ」「青白き裸女群像」などがあり、他に自伝「私は前科者である」「ある小説家の思い出」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「橘 外男」の解説

橘 外男 (たちばな そとお)

生年月日:1894年10月10日
大正時代;昭和時代の小説家
1959年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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