回想(読み)カイソウ

デジタル大辞泉 「回想」の意味・読み・例文・類語

かい‐そう〔クワイサウ〕【回想】

[名](スル)かつて経験したことを思いめぐらすこと。過去のことをふりかえって思いおこすこと。「少年の日を回想する」
[補説]「」「けり」など、一般には過去の助動詞とされるものを回想の助動詞ともいう。山田孝雄用語にもとづく。
[類語]懐旧懐古懐かしむ追憶追想回顧記憶追懐懐郷望郷顧みる振り返る思い返す偲ぶ思う思い浮かべる思い出す想起する

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精選版 日本国語大辞典 「回想」の意味・読み・例文・類語

かい‐そうクヮイサウ【回想】

  1. 〘 名詞 〙 過ぎ去ったことを思い起こすこと。回思
    1. [初出の実例]「回想涼風埋殯日、枯藤条束木皮棺」(出典:星巖集‐甲集(1837)梨花村草舎集・過如亭山人埋骨処潜然成長句)
    2. 「前年六両の金を攘(ぬす)みし時の有様を回想せば」(出典文明論概略(1875)〈福沢諭吉〉二)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「回想」の意味・わかりやすい解説

回想
かいそう
recollection

心理学用語。過去の出来事を思い出すこと。広義再生に含まれるが,特に,(1) 再生の対象自己に密接に関係し,再生に際して過去の生活体験を伴う,(2) 再生の内容環境コンテクストなかで現れる,(3) 現実に再生のきっかけが少い,などの特徴をもつ。

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普及版 字通 「回想」の読み・字形・画数・意味

【回想】かいそう

回顧する。

字通「回」の項目を見る

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