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機能温存手術 きのうおんぞんしゅじゅつfunctional preservation operation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

機能温存手術
きのうおんぞんしゅじゅつ
functional preservation operation

外科手術で病巣部の切除に際し,治療効果を下げない範囲でなるべく機能障害を少なくするよう切除範囲を制限し,臓器や組織を温存しようとする方法。癌をはじめとする悪性腫瘍 (しゅよう) の切除術に適用することが多いが,原則として病状があまり進行していない場合にしか行なわれず,代表的なものに,直腸癌で肛門括約筋温存手術,乳癌で大小胸筋を残す手術などがある。こうした例以外では,病巣部とその周囲にあるリンパ節,転移のおそれのある周囲の臓器などは一括して摘出するのが原則で,直腸癌では肛門も含めて切除したり,乳癌の手術では大胸筋や小胸筋もいっしょに切断するため,腕の動きが制限されたり,美容上の問題も残ったりする。

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