欧州合同原子核研究所(読み)おうしゅうごうどうげんしかくけんきゅうじょ

共同通信ニュース用語解説 「欧州合同原子核研究所」の解説

欧州合同原子核研究所(CERN)

1954年に設立され、加速器を使って素粒子基本法則を探求している。職員数は2500人。これとは別に、世界の研究者1万3千人が利用。各地の研究者が瞬時に同じ情報にアクセスできるよう計算機部門の研究者が90年代にインターネットウェブを発明したことでも知られる。2017年1月段階の加盟国は、ドイツフランス英国など22カ国。日本米国は「オブザーバー」として参加している。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「欧州合同原子核研究所」の意味・わかりやすい解説

欧州合同原子核研究所
おうしゅうごうどうげんしかくけんきゅうじょ

CERN

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の欧州合同原子核研究所の言及

【研究所】より

…科学の巨大化の傾向は,巨大な加速器を必要とする高エネルギー物理学などにもみることができる。大加速器の建設と維持には莫大な費用がかかるため,ヨーロッパ諸国は共同出資して,ジュネーブ近郊にCERN(セルン)(欧州合同原子核研究所)を設立した。ビッグ・サイエンスは,米ソを除いては,一国の手に余るものとなってしまったのである。…

※「欧州合同原子核研究所」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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