欽定越史通鑑綱目(読み)きんていえっしつがんこうもく(その他表記)Qin-ding Yue-shi tong-jian gang-mu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「欽定越史通鑑綱目」の意味・わかりやすい解説

欽定越史通鑑綱目
きんていえっしつがんこうもく
Qin-ding Yue-shi tong-jian gang-mu

ベトナム阮朝トゥ・ドゥク帝の時代に編纂された歴史書。建国以来黎朝末年までを扱っているが,1675年頃までの記述は『大越史記全書』に基づいている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の欽定越史通鑑綱目の言及

【越史通鑑綱目】より

…ベトナム人によって漢文で書かれた最も重要な通史の一つ。正称は《欽定越史通鑑綱目》。《大越史記全書》等によって伝えられている史実を細かく段に分け,標題に掲げて大意を述べた綱と,これを細かく叙述した目とを置き,中国の《資治通鑑綱目》にならった体裁をとっている。…

※「欽定越史通鑑綱目」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android