歌嘆(読み)かたん

精選版 日本国語大辞典 「歌嘆」の意味・読み・例文・類語

か‐たん【歌嘆】

  1. 〘 名詞 〙 歌に作ってほめること。また、歌などをうたうこと。〔釈氏往来(12C後)〕
    1. [初出の実例]「もろもろの、宝台のうへに、をのおの百億の、諸天ありて、天の妓楽をなし、ほとけを歌歎(カタン)(〈注〉ウタヒホメ)して、もて、供養をなしき」(出典:妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)七)
    2. [その他の文献]〔無量寿経‐下〕〔蜀志‐譙周伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android