歌川芳虎(読み)うたがわ よしとら

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「歌川芳虎」の解説

歌川芳虎 うたがわ-よしとら

?-? 江戸後期-明治時代の浮世絵師
歌川国芳門人武者絵,役者大首絵を得意としたほか,横浜絵,開化絵をおおくかく。明治初めの錦絵絵師番付では歌川貞秀と人気をあらそった。師の十三回忌のとき同門からしりぞけられ,以後孟斎と号した。江戸出身。姓は永島。通称は辰五郎。別号に一猛斎,錦朝楼。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の歌川芳虎の言及

【徳川家康】より

…このイメージが早くから庶民の間にあったことは,歌舞伎《八陣守護城(はちじんしゆごのほんじよう)》(1807初演)が,秀頼に比定される人物を攻め滅ぼす人物をさして〈たぬきおやじ〉と言っていることからも知られる。1837年(天保8)には絵師歌川芳虎が,紋所から信長と明智光秀と判明する鎧武者が搗(つ)き,秀吉がのした餅を,家康が食べている絵を版行して処罰されている。こうしたイメージも〈立川文庫〉を経て現在まで持ち越されているが,さらに明治維新後は皇室を抑圧した江戸幕府の創設者というイメージが家康には加わった。…

※「歌川芳虎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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