別号(読み)ベツゴウ

精選版 日本国語大辞典 「別号」の意味・読み・例文・類語

べつ‐ごう‥ガウ【別号】

  1. 〘 名詞 〙 別の称号。ほかの呼び名。別名。〔名語記(1275)〕
    1. [初出の実例]「号は別号と云ひ、道号と云ひ、表徳号と云ふ」(出典:授業編(1783)一〇)
    2. [その他の文献]〔後村題跋‐王摩詰渡水羅漢〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の別号の言及

【人名】より

…これは1人が幾種類かの名を帯びる社会的な慣習である。日本では特に複名が多く,諱(いみな)(名乗(なのり))のほか,幼名(童名(わらわな)),通称,字(あざな),別号(候名(さぶらいな),芸名,源氏名,筆名,雅号,画号,俳号,狂名,等々),渾名(あだな),法名,戒名,諡(おくりな)等々が同一人に対して用いられることが多い。滝沢馬琴の公式の名は源興邦(おきくに)であるが,彼は本名のほか34の名をもっていたことで知られる。…

※「別号」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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