デジタル大辞泉 「止事無し」の意味・読み・例文・類語 やごつ‐な・し【▽止▽事無し】 [形ク]《「やごとなし」の音変化》「やんごとない」に同じ。「さすがに―・き所の衆どものすることなれば」〈宇治拾遺・二〉 やごと‐な・し【▽止事無し】 [形ク]《「やんごとなし」の撥音の無表記から》「やんごとない」に同じ。「―・き脇顔のしめやかに」〈浮・五人女・四〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「止事無し」の意味・読み・例文・類語 やごつ‐な・し【止事無】 〘 形容詞ク活用 〙 「やごとなし(止事無)」の変化した語。[初出の実例]「さすがに、やごつなき所の衆どものすることなれば、破りてもえ通らぬに」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例