歪計(読み)ひずみけい(その他表記)strain meter

改訂新版 世界大百科事典 「歪計」の意味・わかりやすい解説

歪計 (ひずみけい)
strain meter

伸び計ともいう。材料の機械的性質の一つである伸び特性を求める測定器。図1は,材料の引張試験片に伸び計を取り付けた状態を示している。試験片の標点距離を示す上下の標線の個所に,伸び計の取付具をピボットナイフエッジを介して取り付ける。荷重負荷による試験片の伸びに追随して,取付具が動いた量を変位センサーで検出する。図は差動トランスを用いたものであるが,このほか抵抗体ひずみゲージ,マグネスケールを変位検出に利用したものもある。図2は,試験片に付けられた標線を,上下1組の光電管で捕らえるようにした非接触式の伸び計である。材料の伸びに応じた標線の動きに光電管のそれぞれの中心軸を合致させるように,サーボモーターによって追随させる,二つの光電管の移動量から伸びを求める。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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