旺文社世界史事典 三訂版 「歴史学派経済学」の解説
歴史学派経済学
れきしがくはけいざいがく
historische Schule (ドイツ)
リストが『政治経済学の国民的体系』を書き,イギリスのアダム=スミスの経済理論に反対して国民経済学を唱えたのは1840年であった。その後,ロッシャー・クニース・ヒルデブラントらによって,経済発展段階説が展開された。普仏 (ふふつ) 戦争後,これらの立場はシュモラー・ビュヒャー・ブレンターノらによっていっそう精緻となり(新歴史学派経済学),経済法則は歴史的事象の具体性を重視すべきことが説かれた。
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