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体系 たいけいsystem

翻訳|system

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

体系
たいけい
system

多様なものをまとめて統一と分節をもった全体を形成していること。天文学上の集合体 (たとえば銀河系) ,解剖学における神経系統などの組織博物学における類種による系統的分類法などは,すべて一種の体系であるが特に理論体系,哲学体系をさすことが多い。これらは論理的に相互連関の関係におかれた思想であり,体系化によって思想の真理性が検証され,あるいは新たな真理の発見の糸口が生れる (特に科学の場合) 。この利点の反面,特に哲学の場合は体系化を主眼とすることによって現実を見誤る危険もある。 19世紀ドイツ哲学は大体系を輩出させた (たとえばカントヘーゲルマルクス) が,20世紀は反体系の傾向が強く,G.マルセルのように日記体で哲学を展開する哲学者も出ている。

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デジタル大辞泉の解説

たい‐けい【体系】

個々別々の認識を一定の原理に従って論理的に組織した知識の全体。
個々の部分が相互に連関して全体としてまとまった機能を果たす組織体。

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世界大百科事典 第2版の解説

たいけい【体系】

ギリシア語のシュステマsystēmaに由来する英語システムsystemなどの訳語。システムはほかに〈組織〉〈系〉などとも訳されるが,特に〈体系〉と訳される場合には,〈理論体系〉〈体系的思想〉などの用法から知られるように,通常は〈知識の組織〉を意味する。近代ヨーロッパ哲学には,真の知は必ずその根拠を有し,したがってすべての知はその根拠づけの連関をたどって究極の根拠にまでさかのぼる一つの組織のうちにあり,知は必然的に〈体系知〉となるべきだ,という考え方があった。

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大辞林 第三版の解説

たいけい【体系】

個々のものを秩序づけて統一した組織の全体。矛盾のないようにまとめられたものごとの全体。
〘哲〙 一定の原理に基づいて構成され、内的整合性をもっている科学的あるいは哲学的命題の集合。システム。系。 〔 (1) 「改訂増補哲学字彙」(1884年)に英語 system の訳語の一つとして載る。 (2) 同音語の「大系」はある方面の著作・論文を広く集めまとめられた一群の書物のことであるが、それに対して「体系」は個々のものが秩序づけられて系統的にまとまっている全体のことをいう〕

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

体系
たいけい
system英語
Systemドイツ語
systmeフランス語

一つの統一的全体を構成する、科学的あるいは哲学的命題の集合をいう。体系の統一は、今日では対象となる実在の構造との一致照応としてよりも、多くの場合、それを構成する命題相互の内的整合という側面から考察される。といっても、このことは、体系が実在と無関係な、人間の知的、主観的構成物であることを意味するわけではなく、むしろ、それが、実在の領野を初めて開示し構成するモデルとして、われわれと対象の接点に存立の場所をもつことを意味する。あらゆる知的体系は、多くつねに体系でないもの、あるいはまた別の体系の可能性に向かって開かれており、絶えず内的整合を問われると同時に、外に向かって開かれているのである。[坂部 恵]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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