死に残る(読み)シニノコル

デジタル大辞泉 「死に残る」の意味・読み・例文・類語

しに‐のこ・る【死に残る】

[動ラ四]他の者が死んで、その人だけが生き残る。死に後れる。
「―・る人あらば、我が忠戦を語って子孫に留むべし」〈太平記・九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「死に残る」の意味・読み・例文・類語

しに‐のこ・る【死残】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 ほかの者はみな死んでしまって、自分だけが、死ぬべきところを死なないで生き残る。死におくれる。
    1. [初出の実例]「死残る人あらば、我が忠戦を語て子孫に留むべし」(出典:太平記(14C後)九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む