普及版 字通 「殍」の読み・字形・画数・意味


11画

[字音] ヒョウ(ヘウ)・フ
[字訓] うえじに

[字形] 形声
声符は孚(ふ)。〔玉〕に「死するなり」とあり、餓殍をいう。道路で餓死したものはその場に埋め葬ったので、殍(ひようきん)・道のようにいう。殍はおそらくは孚の声義を承け、孚は水死者、氾・泛も浮屍の象。(浮)を道に及ぼして殍という。

[訓義]
1. うえじに、うえじにする、うえじにした人。
2. うらぶれる、枯死する。

[古辞書の訓]
名義抄〕殍 ハユ 〔立〕殍 ウヱシニ

[熟語]
殍餓・殍殍殕
[下接語]
餓殍・殍・流殍

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む