毀誉相半ばす(読み)きよあいなかばす

故事成語を知る辞典 「毀誉相半ばす」の解説

毀誉相半ばす

悪い評判といい評判とが、半々であること。

[使用例] 諸新聞の劇評もあまり注意して読まなかったが、毀誉相半ばするという程度であったらしい[岡本綺堂*明治劇談 ランプの下にて|1935]

[由来] 一一世紀の中国、北宋王朝の歴史家司馬光の「資治通鑑―魏紀・五」に出て来る、人をきちんと評価することのむずかしさを言ったことば。ある人物についてよく知ろうとして、人々に尋ねてみても、「毀誉相半ばして」、本当のところを決めることができない、と述べています。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

ゲリラ豪雨

突発的に発生し、局地的に限られた地域に降る激しい豪雨のこと。長くても1時間程度しか続かず、豪雨の降る範囲は広くても10キロメートル四方くらいと狭い局地的大雨。このため、前線や低気圧、台風などに伴う集中...

ゲリラ豪雨の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android