評判(読み)ヒョウバン

デジタル大辞泉 「評判」の意味・読み・例文・類語

ひょう‐ばん〔ヒヤウ‐〕【評判】

[名・形動](スル)
世間の人が批評して是非を判定すること。また、その判定。「評判の高い作品」「評判を落とす」
世間でうわさをすること。また、そのうわさ。「評判が立つ」「人々がさまざまに評判する事件
世間の関心の的になっていること。名高いこと。また、そのさま。「今年評判になった映画」「評判な(の)働き者」
[類語](1世評評価人気受け人受け気受け聞こえ声聞せいぶん声名せいめい名声盛名しん信頼信任信望人望定評暖簾のれん覚え名望声望徳望人気魅力名誉名聞めいぶん面目体面面子メンツ一分いちぶん沽券こけん声価美名雷名見栄みえ面皮世間体体裁肩身/(2うわさ取り沙汰ざた風評風説風聞ふうぶん外聞他聞人聞き下馬評世評信用風声ふうせい風の便り巷説こうせつ浮説流説流言飛語流言飛語虚説空言俗言前評判デマゴシップ/(3人気高名著名有名名代なだい名うて名高い知名名立たる名が売れる顔が売れる音に聞く世に出る世に聞こえる呼び声英名名聞美名令名栄冠栄光栄誉光栄名誉誉れ栄え光輝栄名声誉知名度名声名が有る名が通る名をはせる名を残す名を成す顔が立つ面目を施す一花咲かせる錦を飾る名をあげる名を売る名を得る名を立てる名を遂げる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「評判」の意味・読み・例文・類語

ひょう‐ばんヒャウ‥【評判】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 批評して是非を判定すること。批評して判断すること。評定。
    1. [初出の実例]「謂評判、苟居其任」(出典菅家文草(900頃)九・対策文理、可詳令条事)
    2. 「是武士の道にあらず評判(ヒャウハン)に及ばぬところなり」(出典:浮世草子・新可笑記(1688)四)
  3. ( ━する ) 世間で取りざたすること。また、世評。うわさ。
    1. [初出の実例]「是はそでなき事など云て、其座で評判(ヒャウバン)する人多し」(出典:仮名草子・身の鏡(1659)下)
  4. ( 形動 ) 世間にその名が取りざたされること。名高いこと。有名なこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「近所のひゃうばんのげいしゃ」(出典:黄表紙・江戸生艷気樺焼(1785)上)

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