母子相互作用(読み)ぼしそうごさよう

妊娠・子育て用語辞典 「母子相互作用」の解説

ぼしそうごさよう【母子相互作用】

ぐずった赤ちゃんを抱っこして「どうしたの?」と声をかけます。赤ちゃんも少し安心して落ち着きます。おなかが空いて赤ちゃんが泣くとお母さんはお乳をあげ、赤ちゃんは泣きやんで満足します。このようにお互いの“働きかけ”が繰り返され、その中で絆が育まれていくことが「母子相互作用」です。もちろんお父さんとの「相互作用」も大切です。そして、こうした相互の応答の積み重ねで、お母さんやお父さんなど特定他者(主たる養育者)との間に、赤ちゃんに「愛着アタッチメント」が育まれていきます。

出典 母子衛生研究会「赤ちゃん&子育てインフォ」指導/妊娠編:中林正雄(母子愛育会総合母子保健センター所長)、子育て編:渡辺博(帝京大学医学部附属溝口病院小児科科長)妊娠・子育て用語辞典について 情報

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