毒親(読み)ドクオヤ

デジタル大辞泉 「毒親」の意味・読み・例文・類語

どく‐おや【毒親】

俗に、子供に悪い影響のある親。児童虐待に該当する行為で子供を傷つけたり、過干渉束縛抑圧依存などによって子供の自立をさまたげたりする親。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵mini 「毒親」の解説

毒親

子どもを自分の支配下に置き、その人生に有害な影響を与える親を指す俗語米国の精神医学者スーザン・フォワードによる書籍『毒になる親』から派生した造語で、同書の邦訳版が1999年に出版されて以降、広く知られるようになった。子どもへの暴力的・性的な虐待育児放棄だけでなく、精神的な虐待や過度な干渉も毒親の特徴とされる。毒親による歪んだ親子関係は子どもに深刻な心的外傷を与え、その影響で成人後も対人関係に問題を抱えたり、依存症に陥ったりして苦しむケースも少なくない。

(2015-4-09)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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