依存(読み)いぞん

日本大百科全書(ニッポニカ)「依存」の解説

依存
いぞん

他に頼って在ること、生きること。人間の赤ん坊は、ほかの動物に比べてはるかに未成熟の状態で生まれるため、長い期間にわたって独力で生きていくことができず、周囲の大人、とくに母親からの扶養に頼らなければならない。これが対人関係における依存の原型である。子供は発育成長するにしたがって、自力で生活する領域を広げ、やがて独立した社会人として「自立」するが、これはかならずしも自分かってにふるまったり、「ひとりわが道をゆく」ことではない。われわれは、人と人とのかかわり合いの網目(あみめ)としての社会のなかに生きているのである。全面的な依存から出発した人間の成長した姿は、「ひとり立ち」ではなく、必要に応じ状況に応じて、お互いに依存しあう相互依存の状態である。

[辻 正三]

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精選版 日本国語大辞典「依存」の解説

い‐そん【依存】

〘名〙 (「いぞん」とも) 他のものに頼って生活または存在していること。
※大増補改訂や、此は便利だ(1936)〈下中彌三郎〉「いそん 依存 或者の存在又は性質が、他の者の存在性質に依て制約さるる関係を言ひ表はす語」
※農地法(1952)三条・二「農地及び採草放牧地を主としてその労働力に依存するだけでは」

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ASCII.jpデジタル用語辞典「依存」の解説

依存

ソフトウェアなどが、OSやパソコンの機種によって、利用できたり利用できなかったりすること。従属とも呼ぶ。パソコンの機種に依存することを機種依存、OSの種類に依存することをOS依存という。ソフトウェアパッケージには、そのソフトウェアの動作するOS名や環境が記載されている。

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デジタル大辞泉「依存」の解説

い‐そん【依存】

[名](スル)《「いぞん」とも》他に頼って存在、または生活すること。「会の運営を寄付金に依存する」「依存心」

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