束縛(読み)ソクバク

デジタル大辞泉 「束縛」の意味・読み・例文・類語

そく‐ばく【束縛】

[名](スル)
まとめてしばること。しばり捕らえること。
「一たび癖習を成せば、鉄鎖を以て―するよりも強し」〈中村訳・西国立志編
制限を加えて行動自由を奪うこと。「自由を束縛する」
[類語]拘束縛る支配規制制約

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精選版 日本国語大辞典 「束縛」の意味・読み・例文・類語

そく‐ばく【束縛】

〘名〙
一つにまとめて縛ること。縛りとらえること。〔文明本節用集(室町中)〕
※両足院本山谷抄(1500頃)四「とってかえいて我胸中の賊を束縛せば、自然に我心が明白になりて」 〔戦国策‐斉策〕
思想・感情・行動に制限を加えて自由をうばうこと。
童子問(1707)下「苟以区区死定束縛羈絏此心事焉。則是悉廃心之用也」
東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉初「楼主娼妓を御する牛馬の如く人の一生を束縛して」 〔史記‐礼書〕

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普及版 字通 「束縛」の読み・字形・画数・意味

【束縛】そくばく

しばる。〔甌北詩話、一〕(李青蓮の詩)李白集中、古詩多く律詩少なし。五律ほ七十餘首るも、七律は只だ十首のみ。蓋(けだ)し才氣豪(すべ)てを以て(めぐ)らす。自ら格律對偶に束せられ、雕繪のと長を爭ふを(いさぎよ)しとせず。

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デジタル大辞泉プラス 「束縛」の解説

束縛

米国の作家ロバート・B・パーカーのミステリー(2002)。原題《Shrink Rap》。「女性探偵サニー・ランドル」シリーズ。

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