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児童虐待 じどうぎゃくたい child abuse

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

児童虐待
じどうぎゃくたい
child abuse

子供に意図的に身体的・精神的苦痛を与える行為。 1970年代まではもっぱら身体的虐待をさしていたが,性的虐待養育放棄,情緒的虐待 (ことばによる虐待や心的外傷を残すような懲罰など) も含む。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵2015の解説

児童虐待

親など家庭内での保護者から子供に加えられる虐待。内容は、身体的暴力、わいせつ行為、「おまえはダメな子」などの言葉による心理的虐待、食事をさせない・学校に行かせないなど養育義務を果たさないネグレクト(neglect=育児放棄)などに分けられる。全国の児童相談所への相談件数が1990年代後半に急増し、90年度の1101件から2006年度には約3万7000件と、16年で34倍となった。原因は、しつけと虐待の区別がつかない親が増えた、孤立した専業主婦の不安、不満感などといわれるが、急増の理由は、経済状況の悪化に伴い、子供を邪魔に思う親が多くなっている状況が大きい。できちゃった婚の増大で、心理的・経済的準備のないまま親になるケースが増えていることも一因であろう。00年には児童虐待の防止等に関する法律(児童虐待防止法)が施行され、学校や福祉施設教職員に早期発見の努力義務が課された。

(山田昌弘 東京学芸大学教授 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

児童虐待

保護者が子どもの心身を傷つけること。身体的な暴行のほか、わいせつ行為、著しい食事制限長時間の放置などの育児放棄(ネグレクト)、心に傷を与える言動なども含まれる。厚生労働省によると、全国の児相の相談対応件数は2009年度に4万4210件あり、10年前の約4倍。08年度の虐待による死亡例は107件の128人に上る。0歳児や「望まない妊娠」による虐待死が多い。児童虐待防止法では、虐待に気づいた人は児相や市区町村に通告する義務があり、伝えた人のプライバシーは守られることが定められている。

(2010-12-16 朝日新聞 朝刊 2社会)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル大辞泉の解説

じどう‐ぎゃくたい【児童虐待】

親など保護者や、その同居人などが児童に虐待を加えること。暴力などによる身体的な虐待、食事を与えないなどのネグレクト、性的な虐待、言葉や態度による心理的な虐待など、児童の身体・精神に危害を加えたり、適切な保護・養育を行わないこと。→児童虐待防止法

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百科事典マイペディアの解説

児童虐待【じどうぎゃくたい】

主として親による子どもへの虐待をいう。欧米ではかなり前から社会問題化していたが,日本でも近年児童相談所に持ち込まれる虐待件数が急増している。親としての自覚の欠如や母親の孤独感,育児不安などが背景にあると見られている。
→関連項目家庭内暴力揺さぶられっ子症候群

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家庭医学館の解説

じどうぎゃくたい【児童虐待】

 親または養育者が、非偶発的(故意)に子どもに対して身体的暴力、または精神的苦痛を与え、その結果、子どもの心身にわたる健康や福祉が損なわれることを児童虐待といいます。
 種類として、①躾(しつけ)や体罰の域を越えた身体的暴力を子どもに振るう身体的虐待、②養育を拒否したり放棄(ほうき)したりするネグレクト、③性的暴行を加える性的虐待、④身体的虐待、ネグレクト、性的虐待以外の方法で、子どもに心理的苦痛を与える心理的虐待、などがあります。
 相談すべき機関としては、児童相談所、保健所、児童精神科などがあります。
 地域によっては、父親が子どもを虐待することを知りつつも母親が止められなかったり、母親自身が育児ノイローゼになっていて、いけないとわかっていながら子どもを虐待してしまうことに悩んでいる、などの虐待に関する電話相談を開設しているところもあります。
 児童虐待は、子ども自身の治療だけではなく、両親へのカウンセリングが重要なポイントです。

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大辞林 第三版の解説

じどうぎゃくたい【児童虐待】

児童や幼児などに対する虐待行為の総称。肉体的な虐待のほか、性的虐待・心理的虐待・ネグレクト(育児放棄)などの行為も含まれる。幼児虐待。小児虐待。チャイルド-アビューズ。

出典|三省堂
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