比干(読み)ヒカン

デジタル大辞泉 「比干」の意味・読み・例文・類語

ひかん【比干】

中国いん王朝の人。ちゅう叔父淫乱紂王いさめたため、紂王に胸を裂かれて殺された。箕子きし・微子とともに殷の三仁と称される。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「比干」の意味・読み・例文・類語

ひかん【比干】

  1. 中国、殷の紂王の父方おじ。紂王の淫暴をいさめたために殺された。箕子・微子とともに殷の三仁といわれる。生没年不詳。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の比干の言及

【財神】より

…中国の財福をつかさどる神をいう。財神の正統的な神格と目される〈増福財神〉〈玄壇神〉〈五顕財神〉をはじめとして〈関帝〉〈比干〉など多種多様の神が奉祀される。〈玄壇神〉は,古くからよく知られた神で,その名を〈趙玄朗〉〈趙公明〉という。…

※「比干」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android